患者さんとそのご家族の方向けサイトです
はまねこさん・あずもちさん(小学5年生)親子
さわさん・はる君(小学5年生)親子
えいこさん(大学生の娘さんが小学生の時にMG発症)
自分が全く思っていなかった人生がこれから始まる
“知ろうとしてくれているかどうか”が病院選びには大切
子どもには、「いっしょにがんばるよ」と伝えたい
周りの方に理解してもらえば解決できることもある
学校側と歩み寄り、1つずつ解決していく
困った時にどうしたいのかをうまく伝えられるように
がんばり過ぎない、無理をしないことも大切
マイナス思考からプラス思考に転換できるような人間に
「わかってもらえないことが当たり前」と気持ちを切り替える
子どもの病気がきっかけで全く違う景色が見えてくる
親同士の交流は安心感につながる
あずもちさん
はる君
① お子さんの瞼が下がっていても、言わないで
② “どうして?”と考えるのはやめて、病気のせいにしない育て方を
③ 自己管理ができる子どもに
重症筋無力症(MG)のお子さんと
そのお母さんにお集まりいただき、
座談会を行いました。
開 催 日 :2023年8月4日 開催場所:東京
ご参加いただいた方々と、
お母さんに聞いた診断までのストーリー
MGと診断された時に思ったこと
学校や保育園・幼稚園での生活について
子どもの育て方のポイント
診断されて間もない
小児患者さんをもつ親御さんに伝えたいこと
MGのお子さんに聞いてみました
親御さんに向けて3つのアドバイス
~筋無力症患者会 理事長より
監修:長野県立こども病院 神経小児科 稲葉雄二先生
小児の重症筋無力症のケアにおいては、成人とは異なったポイントがあります。症状や治療薬の副作用が成長や発達に及ぼす影響を十分に考え、日常生活上の制限や制約も心身の発達や人格形成に影響しますので、症状の強さとお子さんの理解度に応じた対応が必要です。 幼児期から学童期前半のお子さんは、親に言われる通りに受診したり服薬したりしますが、小学校中学年以降になると、なぜ自分だけ服薬しなければいけないのかなど疑問をもち始めます。そのような時には、自身の病気を自身のこととして理解し、受け止め、病気とともに生きていく気持ちをもつのをサポートすることが重要です。病気があっても卑屈にならずに、前向きに捉えられるとよいのですが、そのためには、この座談会の皆さんがおっしゃっているように、親御さんご自身がポジティブに考え、接することがとても大切です。 年齢と病状に応じた治療目標の設定と本人への説明、それを主治医とよく話し合って進めることが重要です。しかし、頻度の多い疾患ではないので、必ずしも専門医が近くにいるとは限りません。そのような場合には何でも相談できる身近なかかりつけ小児科医と、少し離れた専門医とが連携して診療するのがよいと思います。専門医による長期的な見通しと、かかりつけ医による生活上の細やかな相談をバランス良く分担できると安心です。 長い人生の始まりを、様々な人とのつながりの中で安心感をもってスタートし、しなやかでたくましく過ごしていけることを願っています。
監修者のことば
監修:長野県立こども病院 神経小児科 稲葉雄二先生
小児の重症筋無力症のケアにおいては、成人とは異なったポイントがあります。症状や治療薬の副作用が成長や発達に及ぼす影響を十分に考え、日常生活上の制限や制約も心身の発達や人格形成に影響しますので、症状の強さとお子さんの理解度に応じた対応が必要です。
幼児期から学童期前半のお子さんは、親に言われる通りに受診したり服薬したりしますが、小学校中学年以降になると、なぜ自分だけ服薬しなければいけないのかなど疑問をもち始めます。そのような時には、自身の病気を自身のこととして理解し、受け止め、病気とともに生きていく気持ちをもつのをサポートすることが重要です。病気があっても卑屈にならずに、前向きに捉えられるとよいのですが、そのためには、この座談会の皆さんがおっしゃっているように、親御さんご自身がポジティブに考え、接することがとても大切です。
年齢と病状に応じた治療目標の設定と本人への説明、それを主治医とよく話し合って進めることが重要です。しかし、頻度の多い疾患ではないので、必ずしも専門医が近くにいるとは限りません。そのような場合には何でも相談できる身近なかかりつけ小児科医と、少し離れた専門医とが連携して診療するのがよいと思います。専門医による長期的な見通しと、かかりつけ医による生活上の細やかな相談をバランス良く分担できると安心です。
長い人生の始まりを、様々な人とのつながりの中で安心感をもってスタートし、しなやかでたくましく過ごしていけることを願っています。