どうして重症筋無力症になるの?
どうして重症筋無力症になるの?
重症筋無力症では、悪者になったホタイが神経と筋肉のつなぎ目に穴をあけてしまいます。
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「腕や足を動かせ」などの脳からの指令は、信号(アセチルコリン)になって筋肉に運ばれます。
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筋肉には、アセチルコリンの受け皿(アセチルコリン受容体)があります。受け皿でアセチルコリンを受け取ると、スイッチが入り、腕や足の筋肉がはたらき始めます。
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重症筋無力症では、体の中で悪さをする抗体[抗アセチルコリン受容体抗体(自 己 抗 体 )]がつくられます。どんな悪さをするのか、このあとの説明を見てみましょう。
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私たちの体のなかには、補 体 (ホタイ)というタンパク質があり、いつもは敵 (細 菌 、ウイルスなど)から体を守ってくれています()。
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ところが、抗アセチルコリン受容体抗体があると、ホタイは悪者に変身してしまいます(補体の活 性 化 )。
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悪者になったホタイは、ドリルのように、神経と筋肉のつなぎ目に穴をあけてしまいます()。穴があいてしまうと、脳からの指令が筋肉にうまく伝わらなくなってしまいます。
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アセチルコリン
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アセチルコリン受容体
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抗アセチルコリン受容体抗体(自己抗体)
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体を守ってくれるホタイ
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悪者になったホタイ
- - イメージであることをご了承ください -
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