どんなふうに治療するの?
どんなふうに治療するの?について
小児の重症筋無力症がどのように経過するかは、発症した年齢や臨床型(眼筋型、全身型、潜在性全身型)、治療の内容によって異なります。小児の重症筋無力症は、早期に診断し適切に治療すれば、多くの場合は寛解すると言われています。
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胸 腺 摘 除
以前には、思春期以降に発症した全身型の重症筋無力症患者さんに、さかんに実施された時期もあった治療法です。
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胸腺摘除術
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ステロイド薬
小児の全身型重症筋無力症では、最初に選択されるお薬です。
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ステロイド治療
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ステロイド薬以外の免疫抑制薬 (カルシニューリン阻害薬など)
一部の免疫抑制薬は、保険適用外で使用する場合もあります。
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免疫抑制薬
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抗コリンエステラーゼ薬
小児の眼筋型重症筋無力症では、最初に選択されることが多いお薬です。
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抗コリンエステラーゼ薬
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免疫グロブリン静注療法(IVIg)
成人の重症筋無力症に準じて個々に判断して行われます。血液浄化療法と比べて体への負担が少ないため、幼児や小児にも使用しやすい治療法です。
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免疫グロブリン静注療法(IVIg)
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血液浄化療法
成人の重症筋無力症に準じて個々に判断して行われます。IVIgに比べて体への負担が大きいため、小児では実施できないこともあります。
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血液浄化療法
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補 体 阻 害 薬
一部の補体阻害薬が小児でも使用できるようになりました。
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補体阻害薬
参考文献
- 日本神経学会監修 重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン