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監修: 脳神経内科 千葉 川口 直樹 先生
市立宇和島病院 小児科 林 正俊 先生
  1. MG Source
  2. 小児の重症筋無力症
  3. どんなふうに治療するの?

どんなふうに治療するの?

どんなふうに治療するの?について

小児の重症筋無力症がどのように経過するかは、発症した年齢や臨床型(眼筋型、全身型、潜在性全身型)、治療の内容によって異なります。小児の重症筋無力症は、早期に診断し適切に治療すれば、多くの場合は寛解すると言われています。

( きょう ) ( せん ) ( てき ) ( じょ )

以前には、思春期以降に発症した全身型の重症筋無力症患者さんに、さかんに実施された時期もあった治療法です。

胸腺摘除術

胸腺摘除(きょうせんてきじょじゅつ)
ステロイド薬

小児の全身型重症筋無力症では、最初に選択されるお薬です。

ステロイド治療

ステロイド治療
ステロイド薬以外の免疫抑制薬 (カルシニューリン阻害薬など)

一部の免疫抑制薬は、保険適用外で使用する場合もあります。

免疫抑制薬

免疫抑制薬
抗コリンエステラーゼ薬

小児の眼筋型重症筋無力症では、最初に選択されることが多いお薬です。

抗コリンエステラーゼ薬

抗コリンエステラーゼ薬
免疫グロブリン静注療法(IVIg)

成人の重症筋無力症に準じて個々に判断して行われます。血液浄化療法と比べて体への負担が少ないため、幼児や小児にも使用しやすい治療法です。

免疫グロブリン静注療法(IVIg)

免疫グロブリン大量静注療法(IVIg)
血液浄化療法

成人の重症筋無力症に準じて個々に判断して行われます。IVIgに比べて体への負担が大きいため、小児では実施できないこともあります。

血液浄化療法

血液浄化療法
( ) ( たい ) ( ) ( がい ) ( やく )

一部の補体阻害薬が小児でも使用できるようになりました。

補体阻害薬

補体阻害薬(ほたいそがいやく)

参考文献

  • 日本神経学会監修 重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン